野球は日本では非常に人気が高く、多くのファンがいる国民的スポーツです。しかし日本で流行ってはいても世界的にみると人気のないスポーツなのです。野球は日本や韓国などの東アジアの国々と、アメリカ、メキシコ、プエルトリコ、ドミニカ共和国、キューバといった中南米の国々で人気で、ヨーロッパでは人気はあまりありません。一体なぜヨーロッパでは不人気なのか、大きな理由は3つ考えられます。
一つ目は、ヨーロッパではサッカー人気が高いことです。日本でもサッカーは人気スポーツのひとつではありますが、その人気は比べ物にならないほどで、今後もヨーロッパで野球がサッカーに勝つことはないでしょう。
二つ目は、ハードルが高いからです。サッカーは野球に比べ、使用する道具が少なく、またルールも非常にシンプルです。そのためサッカーを全く知らない人でもすぐに始めることができます。
三つ目は、野球ができるスペースがないからです。ヨーロッパでは建物ばかりで野球ができる広いスペースが少ないのです。ヨーロッパで野球が流行らないのはこういった理由が複合的に絡みあっているのです。
ただヨーロッパでは今現在野球は不人気ですが、少しずつその人気は高まってきています。2006年から始まったwbcではヨーロッパから3つの国が出場しています。その中でもオランダは二大会連続でベスト4に入るなどその強さを示しています。野球がサッカーのような世界的スポーツになることもありえるので期待したいです。