プロ野球の世界では、古くから強いライバル関係にあるチームがあり、それがセ・リーグにて人気が突出している読売巨人軍(東京)と阪神タイガース(兵庫)という2チームの関係性です。なお、歴史としては、1980年代半ばに阪神タイガースが物凄く強い時代が一時期あったものの、多くの時代においてV9達成経験もある巨人が阪神を凌駕してきた歴史をもちます。
そんな中、関西の人々とは特に首都・東京には負けたくない気持ちを相当強く持っていると言われ、打倒巨人を目標に、選手もファンもプレー・応援に力を入れてきました。その甲斐もあってか、阪神は2000年代前半に巨人に対して強烈な敵対心をもつ星野仙一氏を監督に迎えてから急に強くなり出し、2003年には18年ぶりのリーグ優勝を果たします。その後も両球団は、互いの活躍に刺激を受けて切磋琢磨し、巨人は高い確率でリーグ優勝するようになり、阪神は高い確率でAクラスでシーズンを終えるようになりました。
プロ野球12球団の中で、ここまで強烈なライバル意識を互いをもつ2チームというのは他にないため互いが普段以上に気合を入れて臨み、毎試合、最高の試合が展開されます。また、2チームの対戦を抜きにしても、巨人・阪神とはプロ野球各球団の中でも特に熱いファンが多く存在するチームです。そのため、両チームが優勝の可能性を残した状態でシーズン終盤を迎えられるかどうかは、プロ野球がそのシーズンにおいて盛り上がるかどうかの大事なポイントとなります。